20年以上前、
病棟に入れないけれども、毎日お見舞いに来ているお姉ちゃんに、
お医者さんが、弟の状態がとても悪いことを説明してくれました。
みんなで一生懸命頑張っているけれども、治すことは難しくなってしまった、と。
数年経って、その話しの意味が、弟が死んでしまうこととは思わなかった、
わかっていたら、してあげたいことがたくさんあったのに、とそのお姉ちゃんは話してくれました。
また、あるお姉さんが入院しなければならなくなって、
その家の小さい妹は、親戚の家にあずけられることになりました。
どうして、お母さんと一緒に居られない生活になったのか分からないまま、
夕方になると、毎日かかってくるお母さんからの電話の声を楽しみに、
生活していました。
お姉さんが退院してきてからしばらくすると、
お姉さんや、お母さんがまた急に遠くにいってしまうんじゃないか、と
妹は心配に思い、学校に行けなくなってしまいました。
病院からは見えないところで、
きょうだい達は、みんな 本当によく頑張ってくれていました。
病気の子どもが退院して、治療が必要なくなったころになると、
少し具合悪くなるきょうだいたちがいました。
そんなきょうだい達とたくさんの話をして
当時の寂しかったこと、心配だったこと、もやもやしていたこと、
そんな中でほんの少しの楽しみをみつけながら
頑張っていたことを教えてくれました。
そして、10年以上まえから、
長い治療が必要な子が入院すると、
きょうだいの担当をしてくれる人がいることを
紹介してもらうようになりました。
それでも、お父さん、お母さんは、
入院中におきるさまざまなことに対処することが精いっぱいで、
きょうだいのことを気にかけている余裕はありません。
でも、病院の中では、お父さん、おかあさん以外に、
いろいろな人たちがきょうだいのことを気にしてくれるようになりました。
看護師さん、ソーシャルワーカーさん、保育士さん、チャイルド・ライフ・スペシャリストさん、お医者さんたちも・・・
きょうだいの味方になりたい!と思う人たちが集まったら、
すごいパワーを持った”きょうだいレンジャー”
に、変身できるようになりました。
「君たちが、お家で頑張ってくれてること知ってるよ~」
「いつでもおいで、待ってるよ~」
「なんでも聞いて!教えるよ~」
きょうだいレンジャー 今日も行く~~
ブログができてたんですね!今後の活動を今は影ながら応援してます!
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